パスポート証明写真の規定

パスポート証明写真の規定

パスポートを申請する際に必要書類とあわせて添付する証明写真は、国際民間航空機関(ICAO)の勧告に基づいた規格に従って準備する必要があります。

近い将来、出入国の管理などでパスポートに内蔵されているICチップに入力された画像情報と、本人の顔を照合させるシステムが国内でも導入されることが見込まれているため、写真サイズや撮影時期だけではなく画質や顔表面の凹凸、位置などに至るまで規格が更に厳格化されています。

パスポートは海外で身分を証明するだけではなく、必要な保護を要請する公文書として重要な役割を果たします。証明写真が不適切なことによって思わぬトラブルに巻き込まれたりしないためにも、規格にあった写真を準備することが必要です。

目元と顔の輪郭がはっきりと写っている写真がベスト

パスポート申請時に添付する証明写真は、申請日より6カ月以内に無帽、無背景、無表情で撮影され、指定サイズ縦4.5cm~横3.5cmのうち顔の縦の長さ(頭頂からあごまでの距離)は70%~80%(34±2mm)以内に納めるよう定められています。

また本人確認では、経年変化しやすい髪型や肌の色などの外見以上に、目、鼻、口の位置や骨格の形状が重視されることから、長い前髪や太いフレームのメガネが目元を隠していたり、上着の襟形によって顔の輪郭がわかりにくくなっているものはふさわしくありません。さらに、顔が写真中央からズレている場合や、真正面を向いていない写真も照合の妨げになるため受理されません。

パスポートに使用する証明写真は、撮影時期やサイズが規格通りであることに加え「容易に本人であることが確認できる」ものであることが重要になってきます。
また、国によっては目の色を本人確認の判断基準のひとつにすることはよくあるので、カラーコンタクトを装着して撮影することは原則禁止されています。

これらの必要な条件を満たしていれば家庭用のデジタルカメラで撮影したものを使用しても問題ありませんが、最近ではより規格が厳しくなっているため、少しでも規格から外れると撮り直しとなるケースが少なくないのが現状です。

画質が悪く出入国審査を通過できない可能性

背景に余計な陰が写り込んでいたり、わずかでもピンぼけしているなど画質が不鮮明な写真では、本人確認を充分に行うことができず出入国審査を通過できない可能性があります。

特に、家庭用のプリンターで印刷する場合は注意が必要です。インクのにじみやドット(網状の点)、ジャギー(階段状のギザギザ模様)が見られるものは受理されない場合もあります。

そのため、印刷の際には写真専用紙のなかでもプロ用や光沢紙などを選び、「高画質」「きれい」などベストの設定で出力するようにしましょう。
また、印刷後はインクが定着するまでは表面に触れて傷や汚れが付かないよう細心の注意を払わなければなりません。
こうした手間を考えると、長期間に渡って使用するパスポートの写真はプロのカメラマンが在籍する写真店・写真館におまかせするのが最も安心な方法と言えるでしょう。

※本文に記載の規定等は記事掲載時点のものになります。最新の情報は、外務省のホームページ等で確認してください。

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