色が違う?日本のパスポートの種類

色が違う?日本のパスポートの種類

日本には4つの色の異なるパスポートがあるのをご存知でしょうか?それぞれの色が持つパスポートの意味は異なり、ここではそのパスポートの意味についてご紹介していきます。

パスポートの歴史

日本の法令上ではパスポートは「旅券」という名称が用いられています。旅券と呼ぶようになったのは1878年(明治11年)のことで、それまでは印章、印鑑、旅切手、免状などの名称が使われていました。
それらもパスポートに含めるとすると、日本のパスポート第1号は慶應2年10月17日(1866年11月23日)付で江戸幕府の日本外国事務(外国奉行)が隅田川浪五郎に発給した「印章」ということになります。

浪五郎は当時37歳、江戸で評判の手品師だったらしく、「日本帝国一座」という曲芸団を率いて英国帆船「アーチボールド号」に乗り込み、横浜からサンフランシスコに向けて出発。アメリカで興行を行った後はヨーロッパへ渡り、パリ万博にも参加したようです。

パスポートが現在のような手帳型になったのは1926年(大正15年)1月1日のことです。それ以前は「賞状型」という1枚の紙でした。1920年(大正9年)にパリで開催されたパスポートに関する国際会議で国際的に「手帳型」に統一するという決議が採択され、日本政府もこれに倣うことになったのです。日本の最初の手帳型パスポートは濃緑色で、表紙に「大日本帝國旅券」の文字と菊の紋章が刻印されていました。

2つの一般のパスポートの違い

さて、現在の日本には「一般旅券」・「公用旅券」・「外交旅券」の3種類のパスポートがあります。また海外の日本大使館や領事館でパスポートの更新手続きをする際、旅券作成機が故障またはICチップのページを作る設備がないなどの場合に一時的に交付される「緊急旅券」というものもあります。

このうち一般旅券にはさらに5年間有効な旅券(表紙の色は紺色)と、10年間有効な旅券(表紙の色は赤色)があります。成人者はどちらを取得するかを自由に選択できますが、未成年者は成長に伴う容貌の変動が著しいとの理由により5年用しか取得できません。また12歳未満の旅券は手数料が安くなっています。(12歳未満の旅券は、12回目の誕生日の前々日までに申請を行った方に対し適用されます。)
ちなみに、0歳児であってもパスポートは必要です。

一般以外のパスポートの種類

公用旅券とはどんなパスポートなのでしょう?これは国の用務で渡航する人や、その同伴者に発給されます。国会議員、一般の公務員、公的機関の職員、文化庁の認める在外研修員などがそれに当たります。表紙の色は緑色で「OFFICIAL PASSPORT」の表記があります。

外交旅券は皇族、内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長、最高裁判所長官などが公務で渡航する場合に発給されます。表紙の色は濃茶色で「DIPLOMATIC PASSPORT」の表記があります。なお、緊急旅券は有効期間が1年で、ICチップは内蔵されていません。色は外交旅券に似た焦茶色です。

一般のパスポート申請に必要なものは?

国内で一般旅券を申請するには次のものが必要です。

1.一般旅券発給申請書1通

パスポート申請窓口で入手できます。

2.戸籍謄本または戸籍抄本1通

申請日前6カ月以内に作成されたもの。

3.パスポート用写真1枚

申請日前6カ月以内に撮影したもの。縦45ミリメートル×横35ミリメートルの縁なしで、無背景(薄い色)の写真。無帽で正面を向いたもので、頭頂からあごまでが34±2mmであるなど申請書に記載されている規格を満たしている必要があります。

4.申請者本人に間違いないことを確認できる書類

本人確認に必要な書類は、1点提出すれば良いものと2点必要なものとがあります。
1点で良いものは、運転免許証、船員手帳、写真付き住基カードなどになります。以上のものがない場合は、下記のAの中から2点提出するか、AとBの中から1点ずつ提出する必要があります。

A:健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証、船員保険証、後期高齢者医療被保険者証、国民年金証書、厚生年金証書、船員保険年金証書、恩給証書、共済年金証書、印鑑登録証明書など

B:学生証、会社の身分証明書、公の機関が発行した資格証明書など

5.手数料

10年用パスポートの手数料は合計16,000円。5年用パスポートの手数料は合計11,000円。12歳未満の5年用パスポートの手数料は合計6,000円です。

パスポートには以上のような種類があり、通常は一般旅券から10年用か5年用かを選ぶことになります。取得する際の参考にしてください。

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