パスポートを紛失したら再発行はできる?

パスポートを紛失したら再発行はできる?

海外でパスポートを紛失または盗難にあってしまった場合はどうすればいいのでしょう?再発行することはもちろん可能ですが、そのための手続きはなかなか複雑でやっかいです。
ただ事前に想定し、万が一の時のための準備をしておけば慌てずに済みます。
ここではその方法を詳しくご紹介していきましょう。

紛失した場合はまず何をする?

パスポートを紛失してしまった場合は、まず現地で最寄りの警察署に行きましょう。警察署に行く目的は紛失届出をしたことを立証する書類=紛失証明書、盗難証明書などを発行してもらうためです。この証明書はポリスレポートという名前で呼ばれることもあります。

消防署等で発行される罹災証明書でも立証可能ですが、一般的には警察署の方が書類をもらいやすいでしょう。現地の警察署に行くのはなかなか勇気がいりますが、ツアーであればツアーコンダクター、そうでなければホテルのフロントなどに相談して警察署の場所を確認し、自分で出向く必要があります。

警察署ではパスポートをなくしたことを告げなければなりませんが、英語であれば次のように話せば通じるでしょう。

  • I've lost my passport.(パスポートを紛失しました)
  • My passport was stolen.(パスポートが盗まれました)
  • Please make out a report of the loss certificate.(紛失証明書を作成してください)
  • Please make out a report of the theft.(盗難証明書を作成してください)

警察署では盗まれた日時、日本の住所、生年月日などを聞かれます。証明書がもらえたら、それを持って現地日本大使館に向かいます。

紛失後の再発行に必要な書類は?

日本大使館に行き、パスポートを再発行してもらうには「紛失一般旅券等届出書」を提出します。これは大使館に置いてあるので、その場で必要事項を記入しましょう。その他に必要なものは以下のとおりです。

  • 1.警察署で発行されたパスポート紛失を立証する書類、または消防署等で発行された罹災証明書
  • 2.パスポート用写真
  • 3.戸籍謄本または戸籍抄本
  • 4.手数料

3については、ほとんどの人が携帯していないものなので、日本にいる家族などに役所からの取得を頼み、ファックスか郵便で送ってもらうことになります。
友人に頼む時は請求者本人自筆の委任状(認印押印)が必要になるので、さらに日本とのやりとりが必要になります。

4の手数料は日本でのパスポート発行時と同じ金額がかかります。5年用パスポートは11,000円、10年用パスポートで16,000円です。ただし現地の通貨での支払いとなります。

なお、パスポートの再発行を申請する以外に、帰国するための「渡航書」を申請する方法もあります。
渡航書は帰国専用にパスポートの代わりとして使用できるもので、有効期間が1週間~10日程度と短く設定されています。
渡航書を申請するには「渡航書発給申請書」・「写真」・「戸籍謄本または戸籍抄本」の他に、確実に日本へ帰国する意思があることを確認するため、日程等が確認できる書類、帰国の航空券の提示などが必要になります。
身分を証明するための、戸籍謄本や戸籍抄本が手元に無い場合は、日本国籍があることを確認できる免許証などの書類でも問題ありません。

紛失や盗難を想定した備えも必要

このように、パスポートを紛失した時のことを考えて、海外旅行へ行く時は以下のものを最初から用意しておくと、いざという時あわてずに済みます。常に持ち歩くパスポートとは別に、ホテルに置いておくトランクの中などに保管しておくと良いでしょう。

  • ・パスポートの番号が印字してあるページなどのコピー(スマホなどで写真も一緒に撮っておくのがおすすめ)
  • ・戸籍謄本または戸籍抄本、またはそれらのコピー
  • ・パスポート用写真(2枚求められることもあるのでできれば複数枚)

運転免許証など身分証明書はパスポートとは別にして持ち歩きましょう。もちろん、パスポートは紛失や盗難にあわないよう十分に気をつけることが何よりも大切です。そして紛失した場合でも焦らず慌てず、再発行のための手続きを行ってください。紛失したまま放置してしまうと再発行の際の印象も悪くなるので、気付いたら早めに行動を開始することも心掛けましょう。

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